[読むデザイン講座]②近接の原則
皆さんこんにちは
盛岡在住のグラフィックデザイナー[gladly Gra.D]高橋直美です。
お越しいただき、ありがとうございます
読むデザイン講座
普段、デザイン講座でお話ししている内容を
ブログでも連載でお伝えしてまいります。
(※こちらは2018年4月の記事を再編集したものです)
近接の原則
実際の講座では、
名刺を制作するという前提でお話しをしていますが
名刺に入っている情報として挙げられるのが
◎名前
◎電話番号
◎メールアドレス
◎屋号
◎資格や肩書
◎ホームページアドレス
◎住所
◎所属している協会名
◎提供しているサービス
◎料金表
◎イラスト
◎イメージ写真
人にもよりますが
おおよそこれだけのものが詰まっています。
近接の原則では、
これらの情報を整理することから始めます。
情報の整理
まずは、関連する項目ごとに分類します。
大まかに3つくらいにグルーピングしていきます。
そして、これは不要かも?というものはこの段階で切り捨てます。
上記の例ですと
グループ①
◎名前
◎屋号
◎資格や肩書
◎所属している協会名
グループ②
◎メールアドレス
◎ホームページアドレス
グループ③
◎提供しているサービス
◎イメージ写真
不要なもの
◎電話番号(電話での問い合わせを望まない)
◎住所(個人なのであまり知らせたくない)
◎料金表(詳細はホームページに誘導)
◎イラスト(内容と無関係)
こんな感じになるでしょうか。
もちろん、その人によって内容は異なると思います。
どんなお仕事をされていて
どんな場面で名刺をお渡しするのか
想定しながら内容を整理します。
何となくで自分には不要な情報を入れたり
多岐にわたるサービスをすべて詰め込もうとしたり
可愛いからという理由で無関係なイラストや写真を挿れたり
そういった、何気なくやりがちなことを
しっかりと見直して取捨選択していきます。
視覚的な整理
整理した情報は、離したり近づけたりすることで
関係のある情報か否かを関連付けることが可能です。
◎りんご
◎いちご
◎もも
例えば上記の情報を
◎りんご
◎いちご
◎もも
としたとき
「もも」だけが別のグループとして認識されます。
これが視覚的な整理となります。
構造的な整理
また、この記事のようにタイトルが大きな文字で表示され、
途中でやや大きな太字の見出しがあり、
細い文字の本文と、強調するための太字があるのが
構造的な整理となります。
目立たせたい部分は大きく太く
さほど読ませる必要のない(けれど挿れる必要のある)情報は小さく
大きさや太さに強弱をつけることで
受け取り手が迷わないものに仕上げます。
次回は整列の原則についてお伝えいたします。
お楽しみに!
マンツーマンで学べるデザイン講座[初級〜上級]も開講中。
リクエスト開催となっておりますので、日程等お問い合わせくださいませ。
0コメント